よしお

ちはやふる ー結びーのよしおのレビュー・感想・評価

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)
4.3
「笑い」あり、「涙」あり、「鳥肌」あり

最高の三部作。

かるたのシーンの迫力は本当に鳥肌が止まらなくなる。静寂の時間からの、一瞬の勝負。
この勝負の瞬間の強さこそまさに
「ちはやふる」
なのではないかと思わされた。


"岩にぶつかって割れたとしても、いずれまた、二つに戻る"かのような仲間の絆や友情、

"気持ちがどんなに移り変わろうが待っててくれるふるさとの花"のような強い思い、

"激しい水の流れを真っ赤に染めあげてしまうほど"の恋心、

また一方で
"忍ぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで"
"恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか"
それぞれの恋心の衝突、

青春をかるたにのせて伝える、

これこそ、青春のすべてがつまった映画だった。
よしお

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