「笑い」あり、「涙」あり、「鳥肌」あり
最高の三部作。
かるたのシーンの迫力は本当に鳥肌が止まらなくなる。静寂の時間からの、一瞬の勝負。
この勝負の瞬間の強さこそまさに
「ちはやふる」
なのではないかと思わされた。
"岩にぶつかって割れたとしても、いずれまた、二つに戻る"かのような仲間の絆や友情、
"気持ちがどんなに移り変わろうが待っててくれるふるさとの花"のような強い思い、
"激しい水の流れを真っ赤に染めあげてしまうほど"の恋心、
また一方で
"忍ぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで"
"恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか"
それぞれの恋心の衝突、
青春をかるたにのせて伝える、
これこそ、青春のすべてがつまった映画だった。