XmasStory

ちはやふる ー結びーのXmasStoryのレビュー・感想・評価

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)
5.0
千早が綾なす最終章。仲間が増えた新生瑞沢かるた部。立ち塞がる新と我妻伊織。君臨する戦慄ファッション若宮詩暢。茫洋とありながら太一を導く周防名人。そして太一の帰還。結びは彼の物語でもありましたね。とても素敵な青春映画が終わってしまい名残惜しい。けど清々しい。

若宮詩暢の佇まいには時々、狂気すら覚えたりします。が、今回は周防久志が素晴らしく。太一に向けての言葉、ふたりのクライマックスには涙腺が…。賀来賢人さん今のところ今年の助演男優賞です。

最後までみんなキラキラ輝いてた、ちはやぶる〜。

それと観た時の想い出にひとつ残しておきたいのですが。『ちはやふる結び』を観た際に中学生か高校生と思しき女の子が着物を召されていたんですよ。お客さんの中でただひとり。それはとてもとても目を惹くもので奇妙ながらも素敵だなと思いました。映画をこっちからも彩ってくれたような気分です。
上映終了後に去っていく彼女を見ていたら袖引っ張られて「千早ちゃんでも詩暢ちゃんでもないからね」て言われたけど僕ロマンス劇場も観てるからさ、ほら、ね。しかしその姿で観るには少々窮屈なきもしたけど何者だったのでしょうか。卒業式の帰り?でもそれなら着替えるよね。熱心なちはやふるファンなのか。かるた部の可能性もあるかもしれない。

あ、パンフレットも良かったです。公開前から飾られてある写真(パンフレットの見開きにある)の数々も卒業写真ぽくてしみじみ沁みる。
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