虎氏

X-MEN:ダーク・フェニックスの虎氏のレビュー・感想・評価

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)
3.6
「X-MEN」シリーズの最終作で、スピンオフを含めて12作目となる。また、「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」からの流れを汲むシリーズとしては4作目である。

X-MENの一員であるジーンの能力が、宇宙でのミッション中の事故をきっかけに制御不能なほどに増幅する。更に謎の女性による精神的な誘導により、"ダーク・フェニックス"としてダークサイドへ落ちてしまう。人類を脅かす存在となってしまった彼女に、X-MENの面々が苦悩しながらも立ち向かう…。

ストーリーとしては十分に面白いし、映像も綺麗だったので作品としては満足した。ただ、本作が最終作となるという点には、かなり不満が残った。黒幕にシリーズでの積み重ねが無いので、敵としての厚みが無い点が良くない。また物語としては、ひとつの時代は終わったがこれからもX-MENは続くという終わり方である…。「ファースト・ジェネレーション」のシリーズとしては、作品数が少ない事もあげられる。結局、無理矢理に終わらせる理由を作った感はぬぐえない。
X-MENをMCUへ合流させる為には、新たなシリーズを起ち上げなければならないだろうし、仕方がないと思うしかないのか…。
虎氏

虎氏