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ランペイジ 巨獣大乱闘のTSのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
3.6
【特撮好きには相性が良いかも】77点
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監督:ブラッド・ペイトン
製作国:アメリカ
ジャンル:アクション
収録時間:107分
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2018年劇場鑑賞47本目。
全然期待してませんでしたが思いのほか中々楽しめた作品でした。ストーリーは希薄ですが、単純に映像的に見ていて面白い。巨大化した動物たちが都市で大暴れして破壊行為をしていくため、特撮的な面白さがあります。中心の存在であるジョージがキングコングみたいな感じでして、この動物たちに挑む兵士たちが無力すぎてまた面白い。オススメとまではいきませんが、見るに耐えうる映画だと思いました。

とある遺伝子実験が失敗し、そのウイルスとも言えるものを動物たちが吸ってしまう。主人公であるオコイエの友達でもあるゴリラ、ジョージも不運にもそのウイルスを吸ってしまうのだが。。

それを吸ったゴリラ、オオカミ、ワニが大都市シカゴに向かって大暴れしてしまうという単純明快な映画。難しいことは何もなく、頭を空っぽにしても見ることができます。そして映像的な迫力もそれなりに高く、街の破壊具合は最近の『アベンジャーズ』を思い出されました。まさにランペイジ。ランペイジとは大暴れという意味であります。

巨大化して手に負えなくなった怪獣達を最強兵器で都市ごと抹消してしまおうという考えは流石アメリカであります。『バイオハザード』のラクーンシティ事件から思想は何も変わっちゃいない。やはり最終的には抹消出来るのだよ。という超大国アメリカの余裕というか驕りがどことなく垣間見えてしまいます。

それにしてもドウェイン・ジョンソンは大体どの作品でもヘリに乗ったりその強靭な肉体で人を倒したりと、最近頗る活躍している俳優であります。冒頭、ドウェイン・ジョンソンとその知り合いが森にいる映像を見たときは『ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル』となんら変わらないじゃねえかと思ってしまい、彼の最近の活躍ぶりが滲みでてしまっています。これからも期待しています。

怪獣映画が好きな人は単純に楽しめるかと。都市が破壊されるシーンは僕も好物なので、思っていたよりもずいぶん好印象で終わりました。続編を見たいとはあまり思わないですが、娯楽映画として暇な時に見るのもありかと思います。
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