モウドクウサギ

ランペイジ 巨獣大乱闘のモウドクウサギのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
4.2
映画秘宝に書いてあった。「レジェンダリーより先に『キングコングVSゴジラ』をやっちまえ」と。予告を見た。「どんどん巨大に、どんどん俊敏に、どんどん凶暴に」。なんて短絡的で潔いんだ!これは絶対、観るとIQが下がる映画だ!好き、と。
カリフォルニアダウンで街をぶっ壊すのが上手い監督と知ってたので、巨獣に大暴れさせたら、そりゃ、面白いだろうと思い、劇場公開日に。今作は、特に観客を期待させるのが上手い。どうなるのかは予告とかポスターで分かってるのだから、そこに向けていかに盛り上げていくかがポイントとなる。絶対墜落するよな、この飛行機…というシーンなり、絶対失敗するな、この作戦…というようなお約束がてんこ盛りだし、バカでかいワニが、バリバリ超高層ビルをぶっ壊しながら登っていくシーンなんかは美しくて身震いする。
確かに、ご都合主義だし、プロットホールもあるさ。でも、小さいころ、右手にロボット、左手に怪獣のソフビをもって激突させていた時に、そんなことを考えていただろうか?くだらない、小さなことを気にして、つまらない人生になっていないか?そこにロック様の圧もどっしり加わり、熱い乱闘に発展していく。
ちなみに、「キングコングVSゴジラ」のパクリじゃないです。オリジナルのアーケードゲーム「ランペイジ」の映画化です。こっちが先です。でも、登場するオリジナルのゲームのゴリラは白くないです。なんででしょう?気にしなくていいです。面白いです。
あと、忘れないでほしい、彼らは人間の身勝手さによって巨大凶暴化し命をもてあそばれた事を。即ち、応援上映にすごく向いていると思うので、バンバンやってください。