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ランペイジ 巨獣大乱闘のhirogonのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
3.9
吹替版で鑑賞。
巨大化した動物たちがシカゴの街で大暴れ!
予告編から「これは映画館で見なくちゃ」と思ってました。
予想以上に楽しめました!時にはこんな娯楽映画もいいです。

巨大化する動物は以下の三頭。
・ゴリラのジョージ~オコイエ博士と手話で会話できる
・オオカミ~ネットでは“ラルフ”と名付けられ、ムササビのように飛べる
・ワニ~デカさでは一番!

予告の印象では、とにかく巨大動物が暴れまくると思っていたのですが、少し違っていました。ジョージが主役並みに重要な位置付け。
ジョージとデイビス・オコイエ博士(ドウェイン・ジョンソン)の関係性が、本作をより面白くしています。


(以下、ネタバレ)
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冒頭のジョージの登場シーン。
元特殊部隊出身の動物学者、オコイエ博士が手話でジョージとコミュニケーションをとります。
ジョージがいいですねえ。CGでしょうが、表情と動作に愛嬌があって親近感が湧きます。

手話を理解するホワイトゴリラという設定のジョージ。
まだ小さかった頃密猟者に母親を殺されて、オコイエが連れ帰ったという背景がある。二人は特別な関係にあって、ジョージはユーモアも理解するので、かなり擬人化された存在。ここでのジョージの性格や位置付けが、後々活きてきます。

宇宙ステーションでの遺伝子実験で培養された病原菌カプセルが、ステーション内での事故により、地球上の何ヵ所かに分散落下する。
病原菌の効果は、巨大化、凶暴化、敏捷性、傷回復力など。
カプセルの病原菌に感染したジョージと、オオカミ、ワニの三頭は巨大化し、病原菌の開発会社エナジン社が存在するシカゴを目指す。

オコイエ博士以外の主要人物は、
・ケイト・コールドウェル博士(ナオミ・ハリス)~元エナジン社の遺伝子学者
・ハーベイ・ラッセル(ジェフリー・ディーン・モーガン)~政府系秘密組織
・クレア・ワイデン(マリン・アッカーマン)~弟ブレットとともに、病原菌を開発したエナジン社の経営トップ

後半、巨大化した動物がシカゴの街を破壊しまくる。
それを何とか阻止しようとする軍部やオコイエ博士(ドウェイン・ジョンソン)ら。

オコイエ博士とコールドウェル博士は、エナジン社に存在する解毒剤で巨大化した動物を大人しくさせようとする(解毒剤の効用は、凶暴化を元に戻すことしかできない)。一方、軍部は市街で爆弾を使おうとしていた。

ジョージに解毒剤を服用させる方法は、ちょっとビックリ!
製作陣も「映画の狙いからみてもこの辺は多少雑でもいいか」と割り切っている感じ。

「ジュマンジ~ウェルカムトゥジャングル」に続いて、ドウェイン・ジョンソンの存在感は十分!
オコイエの無敵ぶりが際立ちますねえ。ジョージとともに巨獣と渡り合います。ジョージが解毒剤を飲んで以降のオコイエとジョージの共闘体制は楽しかった!
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