けーはち

ランペイジ 巨獣大乱闘のけーはちのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
4.0
動物🦍🐺🐊がバカでかくなるという予備知識だけで行ってみたが、「動物の生体に突然変異・キメラ巨獣化を促すウィルスを生物兵器として売ろうとする製薬会社の陰謀」という設定が下地にあった(そりゃオオカミも飛ぶ)。どうでも良いが『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の予告編が流れてからの本作でまさかのキメラ巨獣大暴れ映画つながりという美しい流れに感動した‼🦕🦖

宇宙ステーション内の実験施設崩壊からのSFスリラー風の導入や、密猟、兵器産業といった人間の欲望の犠牲になる動物たちの悲哀を匂わせつつ、基本はバカなノリと勢いの娯楽怪獣映画でバランスよし。密猟者掃討の特殊部隊員のゴリラ大好き霊長類博士ドウェイン・ジョンソンとその愉快な仲間たち、胡散臭い政府系組織エージェントJ・D・モーガン、冷血非道の女社長マリン・アッカーマン、少年漫画にありがちな強キャラ感満載で出てきてあっさり死ぬ歴戦の傭兵J・マンガニエロら、出てくるキャラがとにかく過不足なくキャラが立っていて楽しい。そしておさるのジョージ🦍とD・ジョンソン博士の気のおけない友人のような微笑ましい交流や、暴走して自分が自分でなくなるジョージの不安げな顔をガラス越しに見つめる博士の顔が同時に映るショットなど地味に良い撮影・演出でドラマを積み上げて意外と泣かせてくれる。

もちろんキメラ巨獣たちのシカゴを舞台にした大破壊や、彼らを相手に回しての霊長類大奮戦など十分怪獣モノで見たいものを見せてくれて大満足だし、欲を言えばキメラ化した彼らの様々な能力を活かした活躍(?)を、もうチョイ見せてくれても良かったが(ジョージ君、あまりキメラ化してないよね)……原案は巨大化した動物たちが暴れまわる1986年のアーケードゲームらしく(当時のアーケードのアクションゲームにシナリオなんてない)、そこからよくこれほどのイマジネーションを広げたものだ。あっぱれの快作。