ゆーさく

ランペイジ 巨獣大乱闘のゆーさくのネタバレレビュー・内容・結末

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

宇宙ででっかいネズミに襲われるっていうオープニングのシークエンスだけで、もう笑いそうになる。

前情報一切なしのまっさらな状態で見ても開始2分でB級を確信できる映画。
カピバラに殺される宇宙飛行士…えげつない世界観。



でかくなったオオカミ、ゴリラ、ワニが大都会で暴れまわり、破壊の限りを尽くす…みたいなアドレナリン全開の画も確かにこの映画の見所なんだろうけど、

ただそれよりも、登場人物のキャラがことごとく結構なクセ者揃いで、どっちかっていうとそっちに印象持ってかれがち。


まず主人公のロック様が今回なかなかにはしゃぎ過ぎた設定になっている。

元特殊部隊の動物学者という何とも歪な経歴で、おまけに人間嫌いで友達は動物だけ。
銃で腹を撃たれても、急所を外れたからという理由だけで、5分後にはピンピンしている男。そして、ゴリラと手話で会話ができる謎スキルの持ち主。ハチャメチャが過ぎる。


あと登場シーンで物凄い強キャラ感出してたのに何の手立てもなく一瞬でオオカミに喰い殺されるという、「噛ませ犬」という言葉の意味を説明するために出てきたような軍人のボスさんも、ええキャラやった。死んでしまって残念。


そんなメンツの中で特に俺のお気に入りは、悪役の姉弟。やること為すこと全部不合理。

"低周波で巨獣をおびき寄せDNAを回収する"
という作戦自体は良いとして、なぜわざわざ自分たちが今いる会社の屋上に低周波のアンテナを建ててしまったのか。もろ巨獣のターゲットになってしまう。。。こんなスペクタクルな自殺は初めて見た。


終盤の大バトル、武装しているとはいえ、ある程度100メートル級巨大ワニとどっこいどっこいのロック様にビビる。


何て言うか、俺としては抱いてた印象通りの映画で、特に不満もない。
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