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ランペイジ 巨獣大乱闘のトルーパーcomのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
3.0
ユナイテッドシネマお台場のscreenXで観てきました。
screenXについて中心にレビューします。

screenXの存在は前から少し気になってたんだけど、+700円の価値があるのか若干疑問があってスルーしてました。が、ランペイジの予告を見たときに
「ついにscreenXの出番がやってきたぞ!」と確信。
金曜日は会員価格1700円で観れるので行ってきました。

◼︎ランペイジという映画について
劇場で観るのであれば最高の映画。デカいスクリーンほどイイし、音が激しい劇場ほどイイと思います。IMAXでもTCXでも爆音でも4Dでもなんでも楽しいと思う。どデカいスクリーンで観るためだけに作られた作品なので、ぜひ劇場で観てください。
逆に、劇場で観るタイミングを逃したなら、レンタルで観る必要性はカケラもない映画なのでそのまま忘れていいと思います。大画面を暴れ回る巨獣に大興奮するけど中身空っぽのバカ映画です(^^;

◼︎screenXについて
上映前のscreenXの紹介的なミニ動画がめちゃスゴい。少女が出てくる映像。
270度くらい映像に囲まれるので思わず「うあああ!すげえええ!」って周囲をキョロキョロしてしまう。没入感はIMAX以上なので、普通に酔う人もいると思う。
昔ディズニーランドにあったビジョナリアムみたいな感じ。

ただ、まだまだ発展途上の上映方式だなというのが正直なところ。

<screenXのダメなところ>
(1)スクリーンの形状がダメ
正面のスクリーン+左右の壁、の計3面に映像が映るんだけれど、やはり直角に曲がっている上継ぎ目に線が入っているので気が散る。また、screenX使用シーンになると当然観客は視野を広くして観たり、左右をキョロキョロするので、何も映っていない天井や、劇場上方に設置されたスピーカーが目に入ったりして、映画から気持ちが離れてしまう。特に、非常口のドアやランプが目に入る設計なのが最悪。
この方式の完成形は天井にも映像を映して、シアターの形状を継ぎ目なしの円形(球)状にすることなんだろうな。スピーカーもIMAXみたいにスクリーンの裏側に設置すべき。

(2)映像の映し方がダメ
ランペイジはscreenX用に作られた映画ではないはずなので、おそらく画面が広がるシーンは単に元の映像を無理やり左右に引き伸ばしているのだと思います。左右の面の映像は明らかに横長になっていた。
森の中のシーンや終盤のビル街のシーンはなかなかよかったけれど、オープニングの宇宙船の中のシーンなんかは引き伸ばし感がひどかった。
森やビルや山など、同じような景色が延々と続く映像とは相性いいなという印象。バーフバリの戦場シーンとかもよさそう。

<screenXのイイところ>
映画の見方、作り方を変える可能性があると思います。
ランペイジでは森の中のシーンがよかった。巨大なオオカミが森の中で右と左、スクリーンのどっち側にいるんだ、ってハラハラキョロキョロする感じが新鮮だった。
まあ一度体験するくらいの価値はあるかなってところです。

ちなみにちょっと驚いたのが、screenXではいまだにブラックパンサーを1日1回上映してるんですよね。たしかにscreenXと相性よさそう。

<注意点>
ある程度真ん中より後ろ寄りの座席がいいと思います。でもいちばん後ろはNG。
スクリーンに包まれている感を味わいつつ、ある程度3面同時に目に入るくらいの席で。
お台場のスクリーン13だと後ろから4列目I列の真ん中くらいがよさそう。


◼︎ランペイジ本編について
※微ネタバレあり

基本的に巨獣が暴れて人がどんどん死んだりビル街がめちゃめちゃに破壊されるのをただただ楽しむ映画。この映画のいいところは、巨獣たちが暴れているだけなので、倫理的な部分を気にする必要がゼロなところ。
パシリムとかウルトラマンとかだと「郊外に敵をおびきだしてから格闘しないと人命が危険だろう!」とかなんとか考えてしまうんですが、本作は「だってケモノたちだから仕方ないよね」ってなります。
逃げないシカゴ市民が悪いのです。

巨獣たちの中で、ゴリラのジョージだけは本当はいい奴なんだけど、普通の映画だと「ウィルスのせいとはいえ、あれだけ人殺したらもう許されないだろ」ってなるところが「まあゴリラだからね!」で許せてしまう。

シンゴジラと対照的な映画でひたすら巨獣の破壊を眺めるだけで、人がセリフしゃべったり人類が知恵をしぼって対抗することによるカタルシスはほぼないです。人類の武器は巨獣にはすべて全く通用しないのが最高すぎ。ロック様以外の人間は踏み潰され食いちぎられるためだけに存在しています。

◼︎その他
・ロック様が無敵完璧超人すぎるのがツッコミどころでもあり見所。
・最初にチビッてた研修生的な連中、主要キャラかと思いきやどうでもよかった。
・ジョージがひとしきり興奮してからとりあえず落ち着く流れが何度もあって最高。
・ジェフリーディーンモーガンのトニースターク感
・悪役2人はザコで無能
・巨獣あと2-3匹登場してほしかった気もする。鳥系か虫系で。
・巨獣のCGはリアルだったけど、ラストの巨大な手だけCGくさかった。

評価は★3.0です。劇場で観てる瞬間限定なら4.0かな🦍