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ランペイジ 巨獣大乱闘のsomaddesignのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
4.0
これぞB級ブロックバスター!
頭空っぽでポカーンと楽しめる幸せ🤯

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1986年に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」を基に、ドウェイン・ジョンソン主演・製作のパニックアクション。遺伝子実験の失敗によってゴリラ、オオカミ、ワニが巨大化&凶暴化。特殊部隊や軍の攻撃も効果なく、巨獣と化した3頭はシカゴの街を破壊していく。

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調べたら86年のゲームは巨獣から街を守るゲームかと思ったら、巨獣となって街を破壊するゲームだった。今だったら色々怒られそうなゲームだこと😅 っていうか面白かったのかしら、そのゲーム。
ジュマンジでゲームの中の人だったドウェイン・ジョンソンが、今度はゲームの外の人でゲームキャラと戦う話とは公開順含めて不思議な縁。


監督ブラッド・ペイトンは「カリフォルニア・ダウン」に続いてロック様と再びタッグ。
冒頭の宇宙ステーションでの実験失敗→サンプル落下のシーンまで伝説の珍映画「北京原人 Who are you?(通称ペキフー)」そのままのシークエンスで、映画として不穏な出足というのか、珍作好きとしてはワクワクしていいのか迷う。


ロック様がジュマンジの外に出てもなお人見知りで、ゴリラにしか心を開かない奥手キャラ。「セントラル・インテリジェンス」以降、この手の童貞気質が妙に似合ってるのを自覚してるのかも。実際高校時代はいじめられっ子だったっていうし、本人的にも演じやすさがあるのかもしれない。

やー、予告編で十分お腹いっぱい!
ていうか、予告編以上の内容は特になくて、ストーリー的には予告編で想像できる内容を110分に希釈した感じ。ただひたすらに巨獣大暴れのカタルシスを堪能するのみ!そこがいいんじゃない!


「ウォッチメン」では早々に死んでたコメディアンことジェフリー・ディーン・モーガンがスターク社長似に胡散臭いエージェント好演してるかと思えば、「ウォッチメン」でワンダーウーマン風ヒーローのシルクスペクターだったマリン・アッカーマンが今作では強欲CEOのど悪役。物語からの消え方サイコー!🤩

強欲姉弟が悪役のブロックバスター映画って他にもいっぱい見た気がするけど、全然思い出せない。

巨大狼を捕獲しにいくシーンはエイリアン2のオマージュ。背後から巨大なキバがヨダレを垂らしてヌッと突き出て、気付いた時には食われちゃう流れまで丁寧になぞってた。

ジョージが巨大ワニと戦うシーンは、ちょっと「キングコング対ゴジラ」っぽくもあり、昔懐かし東宝怪獣映画シリーズへのハリウッドからの回答と思えば、「パシフィック・リム」「レディプレイヤー1」に続く親日派映画に見えなくもない。


それにしてもジャンル映画でエロ要員の女性キャラがすっかり乏しく、寂しいやら正しいやら。一昔前なら無意味に谷間を強調したタンクトップ姿のヒロインがいそうなもんで、もしくは調子に乗ってテントでイチャつくカップルが外の異変を無視してエロ続行して食われるパターンがあったのに。意外に現代的ポリティカル・コレクトネスを遵守してて偉い。

3点満点で期待値は超えなかったけど、大真面目に巨額を投じてジャンル映画を作ってくれた事に感謝してこの評価。



(余談)
中国ではワーナー映画史上トップクラスの大ヒットだったそうで、1億2720万ドルを突破。寛容なお国柄なのか、映画に行く人口が桁違いに多いのか不思議なところ。


42本目