ノラネコの呑んで観るシネマ

トレイン・ミッションのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)
3.3
リーアム・ニーソンが、賞金に目がくらみ、通勤列車内でたった一人の乗客を探し当てるという“ゲーム”を引き受けたところ、どんどんドツボにハマって行く。
ジャウム・コレット=セラのジャンル映画にハズレ無し・・・のはずなんだが、悪くは無いがちょっとビミョー。
これたぶん、ライターはゲームの仕組みを先に思いついて、その動機の部分は後から強引に当てはめたんじゃないか。
私はてっきり元警官のニーソンが、警察時代になんかやらかしたことへの復讐なのかと思ってたら、明らかになる真相が、あまりに荒唐無稽で無理があり過ぎる。
黒幕の方はこんな回りくどい不確実な計画より、いくらでも他の手があるだろう。
そもそもFBIは、なんであんな所に呼びつけるのか。
自分で迎えに行けばいいじゃない。
真相が分かる前は面白いのだが、途中からロジックが破綻し、突っ込み所だらけになっちゃうのが残念。