Kaz66

トレイン・ミッションのKaz66のレビュー・感想・評価

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)
3.6
安定のリーアム・ニーソン『(初老の)オヤジ頑張ります!』サスペンス・ミステリー。
J・コレット=セラ監督とも「アンノウン」「フライト・ゲーム」「ラン・オールナイト」とお馴染みのコンビで、既視感は高いのですがマンネリではなく、練られた脚本により充分にハラハラ・ドキドキが楽しめます。
正直、1800円払って劇場で観ようとは思わないですが、レンタルDVDで観るならハズレなく及第点以上の時間が過ごせます。
国家機関をも動かす“巨悪”に引退間近のオヤジが立ち向かう!応援系ストーリーですが、今作は悪との格差がリアルで悲壮感の方が強く、悪に加担する人達も『よく考えると責めちゃ可哀想だ〜』と思います。
ラストも一見良かったーってなりますが、きっと悪は逃げ切る(処罰されなかったり、しっぽ切りで終わり)だろうし、そう考えると元相棒のマーフィー刑事も見張り役の同列車の乗客も、完全に『巻き込まれ事故』です。
そんな格差社会が風刺されてるように感じました。
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