期待は全くしていなかったし嫌な予感すらしてたけど、″ミュージカル″というジャンルにカテゴライズされる作品は観に行かなくては!という使命感のような感情に突き動かされ劇場へ。
しかし!歌って踊れば大抵のへなちょこミュージカルでも愛せる私でも、これは無理。酷すぎて呆然。
なかなかお目にかかれないフレンチミュージカル。
タイトル通り靴工場で正社員を目指すジュリーのお話。
何か一つでも良いところがあれば、そこだけでも救いだせるレビューを書きたいんだけど、歌もダンスも何一つ思い出せないし、ファッションなんて驚くほどダサい。
目を惹くスターなんているわけもないし、ストーリーは酷いを通り越してムカつく。
ラストシーン「だからお前はだめなんだー!!!!」とみんなが心の中で叫んだと思う、本当に。思い出すだけでイラっとする。
ミュージカルは曲がかかり、ただ歌いだしたり踊ったりするんじゃ何も心に響かない。
ストーリーに沿った曲、そしてそこに伴う感情を絶妙なタイミングで音に乗せて歌いださなければ、呼吸が合わないようなすわりが悪いようなで気持ち悪いんです。
それができないのは下手な歌よりタチが悪い。
久々にきつい作品に出会いました。それも大好きなミュージカルで…泣
248/2017