Yuri

ジュリーと恋と靴工場のYuriのネタバレレビュー・内容・結末

ジュリーと恋と靴工場(2016年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

コメディーだし、ミュージカルって大抵何とかなるものだと思いますが、お手上げなダラダラさでした。序盤の3曲目くらいでもう寝ちゃいそうに。曲のメロディーはフレンチポップという感じでオシャレなのですが、何でもない内容とオバサンたちのゆるゆるダンスが微妙な間を経て始まるので、ストーリーとミュージカルのどちらもテンポに乗り切れず足の引っ張り合いをしてしまっています。主人公のジュリーもただ「正社員になりたい!」というだけで夢もなければ、靴や職人に魅了されることもなく、明らかに行きずりの男に夢中になり、双方明確な理由もなく寝ちゃうフランスの恋・・・。正社員にはなりたいけれど、運転手をやめてあてもなく目的もなくただ走り続ける旅に出たいという男はアリなんだ・・・みたいな(呆)自立とはほど遠い結末に呆然。靴職人さんたちもそれぞれの抱えている家庭事情なんかがまったく描かれないから、何日も工場前でどんちゃん騒ぎしているようにしか見えないし、社長も工場長もキャラが極薄過ぎて、ヒール役なのに印象に残らないです。久々に時間を返して欲しいと思いました。ジュリーは怒りを社会にはでなく自分にぶつけて一度ちゃんと向き合った方が良いと思います。
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