Lavi

坂道のアポロンのLaviのレビュー・感想・評価

坂道のアポロン(2017年製作の映画)
4.2
試写会にて鑑賞。

原作未読。気になってた作品だけど、映画館で見るべきなのか~?と思ってましたが、予想外に良かったです。

てっきり甘酸っぱい恋愛模様かと思いきや、熱い男の友情や音楽メイン。こんな青春送ってみたい!と思わされる爽やかさ。始めは色んな人に矢印が向いてて、何画関係まであるんやろ…と思いましたが(笑)

評判通り、音楽は最高です!主演二人のセッションには鳥肌が出ました。そこにパーフェクトすぎるおディーン様。歌に英語に音楽って。インパクト強すぎて、若干浮いてたけどあれはあれでありかなと。

知念くんは何歳の役をやっても高校生みたいで…声も苦手なので好きじゃなかったけど、今回は凄く良かったです!ピアノのシーンは本当に素晴らしい。

中川大志くん。正統派なイケメンのイメージが強くて、今回のような暴れん坊キャラは初めて見ました。赤い髪やがっつりなまりも入ってたので、ホントに彼?と思うくらいイメージが違ってて。始めは違和感がありましたが、力強いドラムの演奏は圧巻。ふと見せる繊細で淋しい表情もグッときます。演技力あるな~と改めて思った!!

小松菜奈ちゃんも良かった!色んな感情のなかでも主演の二人を見守る姿、優しさが溢れてました。60年代ファッションもはまってて可愛かったな~。

ストーリーはよくある話だけど、根本は友情・音楽。しかもジャズってのが良いですね。作中で何度かあるセッションはどれも素晴らしくて見応えがあります。セッションを見に行くだけでも価値がありそう。セッションをする二人の生き生きとした楽しそうな姿が羨ましくなる。

舞台の60年代の長崎の町並みの再現も凄く良かった。三木監督の柔らかい感じの映像、やっぱり好き。

やばい。頭から、たったたらたらたーらが離れない。
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