momie

坂道のアポロンのmomieのレビュー・感想・評価

坂道のアポロン(2017年製作の映画)
3.5
原作未読だけれど、わたしが原作者だったら自分の描いた話がこの映画になったら幸せだろうなあと思った。
メインふたり、ほとんど未経験者であるふたりの吹き替えなしの大演奏。役者さんが自分の作品に対してこんなにも真摯に、プライベートを消費して自分の作品に向き合ってくれたら、絶対に嬉しい!

でも、この役者と題材を揃えられたならもっとできたのでは〜!!!?というのが率直な感想。素晴らしい演奏シーンのわりに、カタルシスがイマイチ。無くはないけど、もっとできた!
はっきり言うと脚本がよくないし、演出もチープだったり現実味が薄かったりだ。
原作がこういうものなんだろうけど、ここまで役者にやらせるなら、役者がここまでやれるなら、もっと音楽映画として振り切って良かったと思うんですよね…。
別作品を持ち出してきてしまうけれど、「シングストリート」も青春×音楽の映画だったけど、あれを爽やかに綺麗に佐世保ジャズアレンジでやれるポテンシャルあったと思った。買い被りすぎかな。。
momie

momie