このレビューはネタバレを含みます
好きな原作(アニメも良作)の実写化だったので正直不安感満載でした。
でも演者さん…特に千太郎役の中川大志さんが漫画から飛び出てきたのかのようにそっくりでびっくり。
ボンこと薫との身長差もよいし、百合香さんのデッサンのくだりも「がっちりめでいい!」となりました。
四季の移り変わりとともに千太郎との友情、薫の内向的な性格の変化が面白い。
この作品は音楽が大事と思っているのですが、薫とのセッションが最初は机を叩くから律子の家、淳一の行きつけのジャズバー、学園祭…と場所を変え変わっていくのが素晴らしい。良い音質で見て良かった。
律子と薫の関係が在り来たりのすぐくっつく感じではないのもいい(むしろ淳一と百合香さんの関係がちょっとワケありな分ピュアさが際立つ)
薫のお気に入りの答えが、千太郎とのセッションというのがまた最高だしジャズを聴きたくなる映画。