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坂道のアポロンのPAOのレビュー・感想・評価

坂道のアポロン(2017年製作の映画)
4.0
映画「ソラニン」を手掛けた三木孝浩監督作品とあって、やっぱり音楽好きには堪らん演出をしてくれる。
好きなシーンは多すぎだけどベストは
授業中に薫がピアノの練習に机のすみを指でタップすると(もちろん教室だからピアノはないので単なる机を弾く指のタップ音だけだけど)そのビートに合わせて千太郎が鉛筆をドラムスティック代わりに机を叩く。
ほかに楽器は何もなく机を叩く音だけで、アート・ブレイキーの「モーニン」を演出する。このシーンがもう堪らなくいい!
学生時代の青春、恋愛、友情。そんな単なるアオハル映画にとどまらない、大人が観ても充分に楽しめる素敵な映画。
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