市民活動センターの上映会で観賞。
まずコスタリカが軍隊を持ってない国だなんて知らなかったし、
そんな国の存在をしるだけでも見る価値あり。
志の高い為政者がいたからこそ60年前に実現した武装解除は、しかし、隣国の情勢不安とそれに乗じた米国の圧力により何度も危機にさらされる。
そのことを年代を追っていく上で、どうしても今作は米国に対する批判的な立場をとっている。
しかし、最近では政治腐敗が進み、貧富の格差も顕著になってきているという。
この傾向が世界的に広がっているのは、冷戦構造が崩れ、資本主義へのブレーキがかからなくなってしまっていることが大きいのだと思うし、
その意味では戦後の社会モデルが崩れてしまっている日本との共通点も多いなと感じた。
いずれにしろ多くの人に見てもらいたい良作。
