凛太朗

リングの凛太朗のレビュー・感想・評価

リング(1998年製作の映画)
3.5
ジャパニーズホラーの金字塔と言えばこれですよね。久々に観たくなったので鑑賞。
私が初めて観たのは、VHS化されたタイミングくらいかな?20年近く前の中学生くらいの時に観ましたが、当時は凄く怖かった記憶があります。
映画版の前に高橋克典主演の2時間ドラマ版をテレビで観た記憶がありますけど、こっちはこっちで記憶に残ってますね。今ではテレビではやれないだろう。って感じの内容だった気が…

映画版の冒頭、いきなりどこかで見覚えのある二人組の女子。
竹内結子さんと佐藤仁美さんですね。
久々に観て何がびっくりって、この二人が出てて、当たり前だけど凄く若かったこと。
それと、真田広之がめっちゃイケメンだったことと、松嶋菜々子の演技が意識して観ると笑ってしまうくらい酷いこと。
当時は松嶋菜々子も綺麗やなぁ。くらいの認識くらいしかありませんでしたけど、改めて観るとこの演技は違う意味でヤベーです。でもやっぱり綺麗。

改めて観ると特に怖くもないんですけど、当時はトラウマになるくらい怖かったですね。
なんであんなに怖かったんだろうか?って考えてみたんですけど、やっぱこれ当時はDVDやBlu-rayではなく、当然インターネット配信でもなく、VHSが主流だったってことごあるでしょうね。
呪いのビデオどーこーで、実際自分もビデオを観ちゃってるわけである。科学では証明できない得体の知れない恐怖。
勿論映像自体、貞子のアレも含め不気味で怖かったってのもありますけどね。

更にこの映画から数年後、携帯電話の普及によりチェーンメールなどが流行りましたね。
このメールをいついつまでに何人かに送らないとどーのこーのといった内容の。
現在でもSNSでのわけのわからないデマの拡散だとか、マスコミやネット社会による個人批判だとか、色々とこの映画に通ずるところはあると思います。
凛太朗

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