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検察側の罪人のorangepekoeのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
3.6
ジャニーズ対決みたいな感じで宣伝されてるけど、想像していた以上に芯のある映画でした。
一切媚びがない!

『普段あんまり映画観ないけど、キムタクとニノかっこよさそー!』的なノリで高校生とかが観に行ったら返り討ちにあいそう笑

敢えて予習なしで行ったのですが、
台詞が多くて速い、しかも政治や検察の専門的な言い回しも多いので、すべてを一回で理解するのは難しかった。

かといって、重くて疲れる映画かと聞かれるとそうではないのが不思議。
テンポが速いからかな。
時間を忘れて観られました。

木村くんは『HERO』のポップだけどまっすぐで正しい検事のイメージを払拭する熱演。
ただ、役者・二宮和也がそれ以上に凄かった…!
良い意味でオーラがなくて、そこからのギャップのせいもあるけど、グイグイ惹き寄せられてしまいました。
『ブラックペアン』の比じゃない。

あと吉高由里子もかっこよかった。
彼女も『正義のセ』で最近検事役をやっていたけど、引きずることなく事務官にシフトしてた。
ニノとのシーンにひたすら萌えてました笑
からの、本筋とは関係ないあの名言からのあの展開!
勉強になります!笑

諏訪部役の松重豊、
弓岡役の大倉孝二、
そして松倉役の酒向芳のバイプレイヤーズがまた名演でした。
とくに酒向さんは本当に気味が悪くて…
最近どっかで見たことあるなと思ったら『半分、青い。』の農協のおじさんだった笑

メインキャスト3人の感情的な“動”の部分はたくさん見られたけど、もっと葛藤したり無言で牽制し合うような“静”の部分もじっくり見たかったかも。
ストーリーが厚い分、2時間に収めきれなかった印象。

でも想像していたより濃厚で見応えのある社会派サスペンスでした。