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検察側の罪人のCOOHのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
4.3
なんと感想を言ってよいやら…
(圧倒され、余韻に浸っています)
独特の早い台詞回しに一瞬でも気を抜いたら置いてかれる、観客にとっても緊張感がある作品だった。

前半、沖野の取り調べシーン。パンフレットを読むとニノは「正直あそこは何を言ってるか聞き取れなくてもいい。五月蝿い印象が残れば」と言っている。その為に腹筋は使わず、喉だけで喋っているらしい。役者ってそこまで計算してるのか!と驚いた。
あそこのシーンはあれだけ早口なのに音として聞き取れるのはホントにすごいと思うし、あの熱量を受け止めて反応する酒向さんはさらに凄い。圧倒されて呆然とするばかり。

勿論いうまでもなく、木村さんも貫禄が凄い。45にもなれば自然と出てくるオーラが最上の長年のキャリアとベテラン感と重なって説得力があった。
途中、どこのシーンかはネタバレになるから言わないけど、海外の俳優さんに一瞬見えた瞬間があって。洋画のような空気が一瞬あった。他にも感じた人いるかな?
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