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検察側の罪人のtakuのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
4.5
木村拓哉×二宮和也、ファンじゃなくてもこの2大スター夢の共演には大興奮。映画は期待以上に凄く面白かったです!

ベテランと新任の2人の検察官がある殺人事件の犯人探しを巡って対立していくお話。

全編が殴り合いの様な迫力ある会話劇、心理戦を仕掛けた取り調べ、検察から警察、弁護士、ヤクザ、闇ブローカーまでみんな一癖二癖ある人物ばかりで予測できない展開、最初から最後まで目が離せない面白さ、緊迫感が本当に半端なかったです。

あと、1番に思ったのがシン・ゴジラと共通した面白さであった事。専門用語が飛び交じる膨大な台詞量で早回しの喋り方、一癖二癖ある人物たち。難しく完全に理解できないけど、役者の雰囲気とテンポ良く進む勢いで何となく伝わる緊迫感と面白さ。それが癖になってあっという間に楽しめました。

正義の為にどんな手も使うダーティーな木村さん、若手でありながら誰でも容赦なく問い詰める二宮さん、正義から狂気と化していく2人の演技合戦が凄まじく、どちらも素晴らしい熱演でした。吉高由里子さん、松重豊さん、大倉孝二さん、山崎努さんなど個性派揃いの豪華な俳優陣の競演も良かったです。

重厚な社会派サスペンスでありながら、2大スターの娯楽映画としても楽しめる作品。オススメです!
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