ausnichts

検察側の罪人のausnichtsのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
1.5
これは小説で読むべき物語かもしれません。言い方を変えれば、この映画のままの小説なら、その小説はつまらないですね。

何にしてもまず、言葉が過剰で説明的な台詞が多すぎます。物語を追っかけるだけに疲れてしまい、人物像や主題に深く入っていけません。物語はかなり重層的に作られ、かなりの人物が関わっているのですが、その名前が次々に出てくるために頭の中で相関図が描ききれません。

面白そうな話だったんですが、主役のふたりではなく、周りの登場人物のキャラ作りに力がいってしまって、肝心のテーマや本来厚く描かれるべき最上と沖野のふたりが奥へいってしまった映画でした。

木村拓哉、二宮和也、ふたりの俳優の力を信じて作れば良作になった予感。

https://www.movieimpressions.com/entry/2018/08/29/141757
ausnichts

ausnichts