原作未読。
本作の最大の注目ポイントはやはり
ジャニーズのスター2人の激突!!
ですが、役柄も、印象に残るシーン
もニノ演じる沖野クン側に多かった
ように思います。
橘さんみたいにズバァッと正面から
最上に歯向かえず苦悶している場面
と検事の見せ場である尋問シーンも
対諏訪部戦、松倉戦共に見応え有り。
対する最上は丹野議員絡みの完全
に本筋から逸脱した印象のシーン
や最上の人物造形に貢献してない
彼の荒廃した家庭の風景といった
(キムタクが大人の娘がいる役を
やってるのは感慨深いけども。)
ノイズになるシーンが凄く多い。
現実の社会の不穏な空気を写した
ような場面を入れていく事自体を
否定はしないけど、最上がそれに
抗う立場として描いてしまうのは
この物語が最上の正義感を明快に
否定する語り方になっているせい
で効果的では無くなってる印象。
物語の結末も最上がのうのうと
娑婆にいて終わるのはどう考え
てもナシじゃないでしようか?
諏訪部が物語中でデウスマキナ
として機能して松倉がああなる
のも呑み込みづらい。