Kazuma

検察側の罪人のKazumaのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
3.7
邦画封切り作としては『誰も守ってくれない』以来にパンフレットを購入。リーガル描写に関しては、テンポも切り口もほぼ完璧なだけに、大筋に介入してくる政治的な部分や戦争についてなどの“原田節”がノイズになってしまいもったいない。
シーンまたぎのセリフの被せから、キャメラ、照明、録音まで徹底されているだけに、ノイズ部分を省いた100分ぐらいの作品になっていたら完璧だったであろう。

それにしても、登場人物すべてがハイソサエティだったり、そうでなくてもお金を使ってる人たちばかりで、画面が安くないのは本当に素晴らしい。末期の大映映画みたい。
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