Rylax

検察側の罪人のRylaxのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
4.3
夏休み10本目。スクリーンでは6本目。

正直鑑賞前はニノとキムタクの名前だけで客を引こうとする作品だと思っており(ごめんなさい)、それを目当てで鑑賞に臨みました。観終わってびっくり、とても良い作品でした。

感想
冒頭の不思議な映像から「あれ思ってたのと違う」と思い始め、その思いはどんどん期待を良い意味で裏切る(作品が面白いと感じられる)方向に進んでいきました。
松方さんや酒向さん、ニノの演技のうまさもさることながら、もはや「キムタク」というブランドのようなものを持つともいえる木村拓哉という人物の存在感が改めて強く感じられる作品でした。その「キムタク」とはいってもこの作品は、同じ検事という役を演じるHEROとは全く異なる役柄のキムタクが存在していました。(そこにまた凄さを感じる。。)

全体としてハラハラを楽しむことができ、そして観終わった後は「正義」について考えさせられるとても良い作品でした。その「正義とは」を考えさせるためにも2人のその後を多くは描かずに作品を終わらせたことも個人的には良いと思います。


残念な点
監督の特徴らしいのですがセリフが早い部分があり、ちょっと聞き取りずらかったです。また、丁寧な人物関係の説明がないため人物のつながりが分かりずらいと感じました。
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