よし

検察側の罪人のよしのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
4.7
「日本の裁判官がギャベルを使わないのは何故か」
終始、渋くて男前な木村拓哉。すーっごい。なんてことだ。
ロードレーサーからの座禅。厳かなギャベルコレクション。くっそかっこいい自室。真実を知り、一線を越えていく場面場面での苦悶の表情...。
あとあんなでっかい家に住んでても冷蔵庫10秒以上開けると怒られるんやな...という生活感w

キムタクとニノの師弟のタッグかーええなーと観る前から思ってたけど、ニノと吉高由里子のタッグもよかった。もっと見たかった。

思い起こされるいくつもの場面。もう一度見たいシーンが多くて。
ベビーフェイス沖野ことニノの罵倒シーンめちゃめちゃ引き込まれた。松倉も、目が離せないあの個性...w
手の大きさ?形?を見て適当な拳銃を手配する松重プロ。それからあの呼び名w
彼が裁きを決意して以降のスリルも痺れた。
彼の葬儀は世界観に圧倒されてしばらく話が入ってこなくなったけど。宗派どこよw
あと吉高由里子の境遇語りの独白もぜんぜん話入ってこなかった。図力w

まとまりのない感想ww
それぞれの人物の背景とかもっと深く知りたくて、原作読みたくなった。読みたいが、が、が、すぐには無理なのだ...。

法治国家的な目線で言えばやっぱり彼は罪人だろう。だけど、二人のうちのどちらが欠けていても、釈然としなくて、不条理だと感じた。この世には片方だけじゃ足りない。そんなことを思った、道を違えた二人のラストシーン。
よし

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