kyohei

ミスター・ガラスのkyoheiのレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
4.2
スーパーヒーローの誕生をこんな風に描くことができるとは…最終的には、なんかよくわからないんですけど良い映画だったなぁ…みたいな余韻を残す不思議な映画でした。

正直思ったのは、2000年公開の『アンブレイカブル』(不死身の肉体+悪を察知する能力(水には弱い)を持つダンと超頭がいいがガラスの様に壊れやすい男のミスター・ガラスの対決の話)と2017年公開の『スプリット』(多重人格の男に誘拐監禁された少女の脱出劇+心の交流的映画だった)を観てるのは、前提映画だった。

息子と共に特殊能力を生かして自警団活動するダンがブルース・ウィリスなんで…デス・ウィシュ再びなんて思いましたよ…
息子さんも2000年当時に役をやってた方がそのままやってるのも19年この映画を作るのにかかったのかと思わせてくれる。

多重人格のケヴィンを演じるジェームズ・マカヴォイも『スプリット』の時も思ったんですけど、9歳の子供、女性、ビーストなどよくこんな複雑な役ができるなと感心させられる。
ヒロインのアーニャ・テイラージョイも相変わらず可愛いと思いました。

この映画のキーパーソンとなるのがサミュエル・L・ジャクソン演じるミスター・ガラスでした。
隔離された施設にいろいろあって収容されたダンとケヴィンをド派手な超高層ビルで闘わせると思いきや、実際には施設の庭で若干地味に闘わせるのも伏線だったとは…
19年越しの伏線もあり、サラ・ポールソン演じる施設の先生やその施設を運営する謎のスーパーヒーロー否定する組織をギャフンと言わせて、なんか感動するラストで話は終ったような気がします…
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