つばさる

ミスター・ガラスのつばさるのレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
4.6
全米首位スタート、世界興収100億円を突破しての大ヒット!
2000年公開の「アンブレイカブル」、2016年の「スプリット」の続編。

「シックス・センス」同様、ネタバレ禁止!どんでん返しストーリーです!
私の予想は5回裏切られました!
(あと今回パンフレット無しなのもビックリ!ネタバレしないため?)

ストーリー ★★★★★
キャラクター★★★★★
オシャレ度 ★★★★☆
エンタメ度 ★★★★☆
メッセージ性★★★★★

「ヒーローは実在するのか?」
よくあるアメコミのヒーロー物とは一線を画す、癖が強い作品なので万人ウケはしないと思いますが、監督自ら制作費2000万ドルを負担した渾身の作品ですから、一見の価値はあると思います!

とにかく登場人物のキャラが濃い!
ブルース・ウィリスの影のあるレインコートのおじさんという、一見ヒーローっぽくないヒーローのデヴィッド・ダンを始め、ジェームズ・マカヴォイの演じ分けが凄まじい、解離性同一性障害(以前は多重人格障害とも呼んでいた)で24人もの人格を持つケビン、サミュエル・L・ジャクソンが不気味に演じる、いろんな意味で痛い!ミスター・ガラス。

対する精神科の女医Dr.エリーはサラ・ポールソン、「アンブレイカブル」出演時は子役だった息子ジョセフ役がそのまま大人になっていたり、シャマラン監督のカメオ出演も。

精神科病院の建物が豪華で庭もすごい広さで、かなりお金がかかってる感じ。
面談室?のような広い部屋のピンク色の壁紙は、可愛いだけじゃなくてリラックス効果を狙ってる色だと思うけど、その中に例の3人が居るだけで異様な空間の出来上がり。

観客が一番落ち着かないであろうカメラワークとアングルで、常に緊張感のある画面作りが秀逸。

テーマがコミックスだけに?日本に由来するワードやセリフもいくつかあります。

「アンブレイカブル」公開からは19年も経っていますが、前の2作は観ておいた方が良いですね。

2019年劇場鑑賞 5本目

今回映画館のポイントが貯まったていたので、無料で観れました♪
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