このレビューはネタバレを含みます
とあるファン創作でDCコミック:バットマンのヴィラン、ジョーカーが正気に戻り、ヒーローのバットマンこそ精神障害者で、彼のせいで全てはおかしくなったとして告訴する なんてものがありました。
また、とある映画では未来から過去を変え世界を救いにきた主人公が精神異常として精神病棟に収監されてしまい、最後には自分がおかしくなったのだと逆に納得してしまう、というストーリーもありました(ネタバレにつきタイトルは伏せます
ヒーローとは病気なのか?与えられた能力は妄想なのか?これはただの人間の狂った現実なのか?
アンブレイカブルでオリジンを描かれたと思っていた彼のストーリーは実はまだ始まっていなかった
それどころかストーリーは彼のオリジンなどではなかった!
ブルース・ウィリス、ジェームス・マカヴォイ、サミュエルLジャクソンのトリプル主演と豪華にも程があるキャスト陣。
ファンタジーとサスペンスの狭間、現実と妄想を揺れ動くような緊張感のあるすばらしい脚本。
アベンジャーズやジャスティスリーグを見たあとだからこそ、ある意味小規模な能力の設定の旨さ。
力が明確に超常であると分からないからこその、このストーリー。あまりに完璧。実際に見るまで「これがどういう映画なのか分からない」最高の映画。