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ミスター・ガラスのgolのレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
4.7
自分はこの作品、
アンブレイカブルから続く3部作を
違った解釈をしていたのかもしれません。

前々作、前作と
笑っていいんだか、怖がっていいんだか〜と、
話の本筋とはあまり関係ない部分の
シャマラン映画のクセを楽しんで
観ていましたが、
完結編である今作を観終わって、
とても大事なメッセージを
我々に提示しているなと。

ヒーローやヴィランの在り方が、
今作の根幹にあると思っていたんですが、
その要素も確かにあるんですが、
ヒーローやヴィランといった
「特別」な誰かに限った話ではなく、
それらも含めて、我々一人一人の存在意義とは?
これを伝えたかったのかなと。
自分という存在はある誰かにとっては
愛すべき存在たり得るし、
ある誰かにとっては憎悪の対象かもしれない。
我々は親から見れば子供であり、
子供から見れば親だったり。
友達だったり、恋人だったり、赤の他人だったり。
要するに、誰しもが他の誰かの何かになり得る。
誰かのヒーローにもヴィランにもなり得る可能性がある。
自分だけで世界は成り立たない。
自分という存在は透明ではないし、
自分以外も透明ではない。
自分を形作るのは自分自身だけではなく、
周りの誰かでもある。
その事を理解し、
ちゃんと周りと、世界と、自分と
向き合おう。
とても大事な事だと思います。