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死霊館のシスターのabdmのレビュー・感想・評価

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
3.5
多くの人が挙げているように名こそ"死霊館"とついていますが、今作はかろうじてゴシック調ではあるがオカルトホラーではなくゴリッゴリの肉体派銃撃格闘ホラー映画。
悪魔の攻撃が首絞めでポルターガイスト現象はほんのり出てくるぐらい。

悪魔は力が強いから一瞬でパキッと首をへし折るだろうと思う人々の期待を覆す非力さも見せてくれた!ありがとう!

伏線なのかなんなのかよくわからないミスリードだらけの描写こそオリジナルから培った要素の1つではあるが、にしても多くねぇかというのが正直なところ。驚かし方も流石に慣れ飽きてくる。

しかし手放しに酷評できない違和感がある。
電車に揺られながらこの感情はなんだろうと深々と考えた結果、クリストファー・リーが一時代を築いたドラキュラシリーズの派手な胡散臭さを体感した時と似た感情であることがわかった!
こっちはこっちで別路線、なんなら別映画として続ければいいと思うよ。
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