アイリス

死霊館のシスターのアイリスのレビュー・感想・評価

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
3.5
2D字幕4DX。

死霊館シリーズがIMAXとか4DXで上映されるなんて凄いね。内容も、ホラー映画にありがちな低予算一軒家スタイルから完全に脱してて、普通に大作っぽい。修道院の引きの画とかすごい。ホラー映画好きとして素直に感激した。今後のホラー映画の市場拡大に大いに期待する。流行れ。

このシリーズ、公開順と時系列がバラバラで解りにくいけど、本作はエピソード0的な位置付け、最初と最後には繋がりを示してくれるシーンがあるけど、それは後から補完でも問題ないと思う、これが初見でも大丈夫。

エンフィールド事件(死霊館2)が傑作で、それの前日譚として良く出来てる。単体としてはエンフィールド事件には及ばないけど、ホラー映画とは思えない程度には面白い。ヴァラクの起源が分かるのは当然として、なんでシスターコスなのかもよく分かった。もうホント怖いからやめて欲しい。普通に全裸でお願いします。

4DX系はホラーとの相性が良い。ただしホラー映画市場が狭小過ぎるのと、肝心の作り手が4DX系とか全然意識してないから、このままだと4DX系は絶滅すると思う。その前に楽しみたい人はこれオススメ。

後ろに座ってた外国人が笑うポイントが宗教色の濃いシーン(モーリスがアイリーンと出会うシーンでのやり取り、夜に修道院から帰るときに十字架を持ち去るシーン等)で、やっぱりこういう宗教的な微妙なニュアンスは日本人にはイマイチ分からないんだろうな、と感じた。悔しい。アーメン。
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