リリー

死霊館のシスターのリリーのレビュー・感想・評価

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
3.7
好きな死霊館シリーズの起源を知ることが出来たので満足です。怖いというよりエンターテイメント性が強くて面白かったです。
しかし、ヴァラクに対峙するのに神父と見習いシスターの2人だけを送るバチカンは、事件の重大さを過小評価していたのでしょうか。また、次々と恐怖の現象が起こるのに割と簡単にヴァラクの策略にはまる2人には、前半は特に危なっかしさを感じました。確かにヴァラクは様々なものに姿を変えて見る者の心の弱みに付け込むので、騙されやすいのでしょうが。
あと未公開シーンでは、本編だけではわからなかった、シスターたちの悪に立ち向かう真摯な姿勢を知ることが出来て感銘を受けます。ただ、彼女たちの生死が途中までわからないところがミステリーです。
単に悪魔の恐ろしさだけではなく、戦争の功罪にも触れているところが、他のホラーと一味違うところです。
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