Kou

死霊館のシスターのKouのレビュー・感想・評価

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
3.5
映画好きな友人たちと『耐久映画鑑賞会』第3弾。以前観た『アナベル 死霊人形の誕生』では、ラストのブラックアウトに合わせて扇風機が止まるという、ガチの心霊現象が起こったので楽しみにしていたんですけど、本作ではなにも起こらなかったので残念。とはいえさすが一線級、ホラー得意な成人男性3人をそろって怖がらせてきました。



本作は『死霊館』『アナベル』の前日譚。ということは、本作の登場人物は負けてしまったということ。だからこそ、どこで、どんな風に負けるのかが楽しみでしたし、実際良い(?)終わり方でした。



神父、見習い修道女、田舎もんという、ドラクエのようなパーティでの悪魔討伐も印象的。3人の関係性もよかったし、一度抜けた青年フレンチーが修道女アイリーンのピンチに駆けつける展開も熱かったですよね。
だからこそ、ラストの「そこにつながるのか!」という展開は嬉しさ半分、恐怖半分」。まさか○○がそっちに行くとは…。



あと見習い修道女役のタイッサ・ファーミガがかわいい。(というか『キング・スパイダー』の後に観れば、なんでもかわいいし、面白い)「なんか見覚えあるな」と思ったら、『死霊館』でロレイン・ウォーレンを演じたヴェラ・ファーミガの妹でした。どうりで似てると思った。
妹を主役にするということで最初は否定的な意見もありましたが、終わってみるとそれが杞憂だということがわかりますね。いい配役でした。



本作の後にも『死霊館3』『アナベル3』『死霊館のシスター2』と続く死霊館サーガ。だからこそ、この長編に手を出していくなら、第1作にそのまま繋がっている本作から観るのは大いにアリかも。
良質なストーリー、ホラー展開のあるシリーズなので、ぜひ恐れずに手を出してみて。(中身は恐ろしいけど)



2019年5月2日 14本目
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