試写会迄の繋ぎで、
思わずのフリーポイント鑑賞。
基本恥ずかしくなるような、超ベタなファンタジー恋愛ものなのだが、所々で名作映画のオマージュや昭和35年当時の映画製作現場なども登場して、非常に映画愛に溢れた作品。
特にメイン舞台となる「ロマンス劇場」が素晴らしく、シネコン全盛で、ネット配信でも映画が簡単に観れる時代へ警笛を鳴らす意味でも、フィルム上映を行なっている劇場が完全に再現されているのが素晴らしい。劇場鑑賞派の自分としては、こんな時代に映画が観たかったと思わせてくれるだけでも良かった。
残念なのは、姫(綾瀬はるか)が出現した直後は、姫自身が完全モノクロ状態なのに対して、何故か撮影所のメイク室から出てからは全編ほぼカラーで通されてしまうところ。もっと本編でモノクロとカラーの対比が観たかったかなと。。。勿論姫目線でのカラー(色彩のある)の世界感を出したかったのだろうが。。。
ハンカチは全く必要なかったが、姫が出現した理由が判明した時は流石に多少ウルっとしたかな。笑。
スコアは内容云々より、映画愛に溢れた作品であったというポイントで!