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今夜、ロマンス劇場でのOiwoのネタバレレビュー・内容・結末

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

【感想】
こんな切なくて感動するストーリーだとは思わなかった。もう少しコメディ要素が強いと思ってたけど、がっつりラブストーリーだった。ラブストーリーはあまり好きではないけど、これは面白かった。スター俳優の人含め、映画の登場人物全員、良い人だったし、嫌な気持ちにならずにずっと暖かい気持ちで観れる映画だった。
あと、最初の雷はBTTFのオマージュ?笑
ラストはシャイニングのオマージュ?笑

【ストーリー】
助監督の健司はロマンス劇場の映画館にある古いフィルムお転婆娘と三獣士をとても気に入っていた。とくに姫役の美雪はとても美人で惚れていた。
ある日、いつものように一人でその映画を観ていたら、突然落雷し停電。その時、なんと映画の中からモノクロのお姫様が現れた。美雪は映画の中のまんまでお転婆で健司を困らせていた。
美雪は身体全体がモノクロの為、自分で化粧をして肌の色を付けていた。
また美雪は健司にある秘密を隠していた。それは美雪がこちらの世界に来る代償として、人の温もりに触れられないことだった。触れてしまうと、美雪は消えてしまう。美雪は映画の世界から現実世界をずっと見つめており、観客が徐々に少なくなっていくことに寂しさを感じていた。しかし、長い月日が流れ、健司がその映画を見つける。そして、また観てもらえることに喜びを感じ、健司に惹かれていった。美雪は健司に会う為に、代償を払ってやってきたのだった。
それを知った健司は、最初、どうすれば良いか悩んだが悩んだ末、それでも美雪と一緒に歩む道を選んだ。
健司が歳を重ね、病室で死の間際、美雪は最後に健司の肌に触れ、人の温もりを感じ、この世から消え去る。
そして、健司も静かに行き渡る引き取り、最後はモノクロの世界で美雪と再会。二人はキスをしたら、世界はカラフルになった。
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