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今夜、ロマンス劇場でのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)
4.0
映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)は、ある日、通い慣れた映画館のロマンス劇場で、一人の女性と出会う。彼女は、健司が長年憧れていたスクリーンの中のお姫様・美雪(綾瀬はるか)だった。モノクロ映画の世界から飛び出した美雪が、カラフルな現実世界を体験していくなか、二人は次第に惹かれ合っていく。だが映画会社の社長令嬢・成瀬塔子(本田翼)も、健司に密かに思いを寄せていた。塔子の計らいで、健司たち副監督の中からめぼしいシナリオを選び、健司たち副監督の中から監督デビューさせるという話が、健司たちの下に舞い込む。健司は、美雪と脚本を練るために様々な所に出かける。だが美雪は、この世に来る代償に人のぬくもりに触れると消えてしまうという秘密を抱えていた。健司に想いを寄せる塔子の気持ちを知った美雪は、ある選択をする。
「マイトガイ」シリーズや「オペラ狸御殿」などの日活映画や新東宝映画や「カサブランカ」「ローマの休日」などのロマンス映画などへのオマージュを絡めつつ、おてんばなお姫様の美雪と内気で映画が大好きな健司の恋を、色づいた世界や触れ合うことや夢を与える映画の素晴らしさを歌い上げ描いている。
クラシカルな美貌と気の強さがお姫様そのものの綾瀬はるかや気が弱いけどロマンチストの坂口健太郎の魅力が、印象的。
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