今夜、ロマンス劇場での作品情報・感想・評価

今夜、ロマンス劇場で2018年製作の映画)

上映日:2018年02月10日

製作国:

上映時間:108分

ジャンル:

3.7

あらすじ

モノクロ映画のヒロインと現実世界に生きる青年。出会うはずのなかった2人が出会ったら…それはロマンティックで切ない恋のはじまり。映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)は、ある日、通い慣れた映画館のロマンス劇場で1人の女性と出会う。彼女は健司がずっと憧れていた映画のなかのお姫様・美雪(綾瀬はるか)だった!モノクロの映画の世界からカラフルな現実の世界に飛び出した美雪は、色のついた世界を体験していく。…

モノクロ映画のヒロインと現実世界に生きる青年。出会うはずのなかった2人が出会ったら…それはロマンティックで切ない恋のはじまり。映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)は、ある日、通い慣れた映画館のロマンス劇場で1人の女性と出会う。彼女は健司がずっと憧れていた映画のなかのお姫様・美雪(綾瀬はるか)だった!モノクロの映画の世界からカラフルな現実の世界に飛び出した美雪は、色のついた世界を体験していく。そして次第に惹かれあう2人。しかし、彼女にはある秘密があった……。 “逢いたい”気持ちが奇跡を起こす、ロマンティックで切ないラブストーリーが誕生。

「今夜、ロマンス劇場で」に投稿された感想・評価

病院で死にかけのジジイが看護師に語って聞かせる不思議な物語。ジジイの好きな映画「お転婆姫と三獣士」のスクリーンからアゴしゃっくれ姫が飛び出したっ!

姫はドSで若かりしジジイを殴る、蹴る、鋭いアゴで突き刺して仕置するのだ。M系男子にオススメ!ところが、姫には悲しい秘密が隠されていた。

綾瀬はるかのアゴ曲線美がスゴイ。シャクれ具合、角度も申し分なし。でも、これまでと違い天然な彼女はここにはいない。ヤバイ、こんなんだったとは…貴重なアゴがかすんで見えない。謎の液体が頬を伝うのはナゼ?

油断して心の準備ができてなかった。切なくさせやがってバッキャローっ!
 綾瀬はるかはいまや日本を代表するコメディエンヌである。エキセントリックというか、一風変わった女性を演じさせるとピカイチだ。
 加藤剛が思い出を振り返る設定は、物語の時間をときどき現在に引き戻して観客が疲れないようにするよくある手段だと思っていたが、ラストシーン近くになると制作者の本当の意図がわかり、その思い入れと優しさが伝わってきた。
 坂口健太郎は意外に器用な役者で本作のような純朴な役柄から悪意の塊のような役まで上手にこなす。本作の青年は夢の多かった戦後の映画界の草創期における典型で、野望がありながらも素直でどこまでも前向きだ。高慢なお姫様の相手役としてふさわしい設定のひとつである。

「カサブランカ」のイングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガートのシーンをはじめ、有名な映画の有名な場面が出てくるのも興味深いが、何より目を奪われたのが、場面が変わるたびに変化する綾瀬はるかの衣装である。映画会社においてある映画スターの衣装という設定で、色合いもコンセプトも異なる様々な衣装を次々にまとっていく。一体どれだけの人数が綾瀬はるかの衣装を担当しているのだろうか。
 数々の衣装をいずれも美しく着こなすところは、流石に女優さんだなと思うが、サイズその他を綾瀬はるかにぴったりと合わせたスタッフの努力も大変なものだ。ヒロインの衣装を見るだけでも十分に楽しい映画である。
日(英字幕)
美しかった。
細かいルールを気にしちゃった。途中であれが誰か気付いた!
見た。ラストはもうちょっと何とかならなかったかな、と思うし、本田翼ももう少し上手に使えたと思うけど、全体的に流れる空気感は好きでした。ただ、公開初日に見に行ったのにガラガラだったの、映画のテーマとも相まって寂寥感がすごかったです。エンドロール終わってから泣いちゃったの初めて。
良かった
muepon

mueponの感想・評価

3.8
モノクロ映画のお姫様がある日突然スクリーンから飛び出して来たら・・・。綾瀬はるか、坂口健太郎主演の純愛ラブロマンス映画、『今夜、ロマンス劇場で 』はとにかく映画”愛”に溢れる作品。

設定そのものが現実では絶対起こりえないファンタジーながらも、随所に鏤められたネタやオマージュ、物語構成や最後のオチに至るまでの流れが素晴らしく、ここ最近のオリジナル作品としてはかなりの完成度。

昭和の古き名作映画(日活のガイシリーズ)を切り取ったようなシーンの数々。純粋で個性的でどこか温かみのあるキャラクター。次々に移り変わってゆく綾瀬はるかの衣装がただただ美しい。

モノクロ世界と現実のカラー世界を対比させるためか、意図的にポップでカラフルな色づけがなされているのが印象的です。

注目すべきは過去の有名作品からのオマージュで、綾瀬はるか演じる美雪はオードリー・ヘップバーンと「ローマの休日」の純愛を連想させ、古い映画館を舞台にしているところは「ニュー・シネマ・パラダイス」。

劇中の『お転婆姫と三銃士』における動物キャラクターとモノクロ世界からカラーへの変化は「オズの魔法使い」。

健司(坂口健太郎)を「しもべ」扱いする美雪(綾瀬はるか)の話し方は、まるでTRICKの山田奈緒子(仲間由紀恵)と上田次郎(阿部寛)コンビ?を見ているよう。

かつての黄金時代から少しずつ斜陽してゆく日本の映画業界と全ての映画史の流れを凝縮したような脚本がお見事。

ナルシストなハンサムガイ=俊藤龍之介演じる北村一輝を一目見るだけでもこの作品は価値があります。

ストーリーそのものはファンタジーですが、恋愛の切なさは現実となんら変わりません。ぬくもりを求める人の心や相手を幸せに出来ない苦しみ、葛藤、二人の生き方の決意は、大切な人と共に生きていく素晴らしさを教えてくれます。

当たり前に出来ると思っていたことが当たり前じゃない切なさにこの作品の魅力を感じました。
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