垂直落下式サミング

ゴジラ×メカゴジラの垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)
3.8
「砕け散るまで戦え」
キャッチコピーがバツグンにかっこいいけれど、併映はとっとこハム太郎というキッズな采配。大怪獣総攻撃よりは子供向けに振れたことで見やすくなった。
1954年、ゴジラ日本上陸せり。絶体絶命の中、芹沢博士が開発した特殊兵器により撃退。しかし、その兵器に脅威を感じ、博士は自らの命とともに技術を消し去った。
度重なるゴジラの襲撃を受けて、自衛隊は死したゴジラの骨格から、遂にメカゴジラを完成させた!これを三式機龍と名付けてテスト操縦を開始すると、間もなく海底からゴジラが現れる。
まず、なにより機龍がカッコイイ。初代ゴジラの骨格をベースに作られた巨大なサイボーグ兵器であり、本来ならば自立歩行など不可能な構造であるにもかかわらず、搭載された様々な重火気と最終兵器アブソリュート・ゼロ(絶対零度砲)で、ゴジラを圧倒する。
まぁ、今みるとそれなりって感じの映画で、急に機龍が俊敏になっちゃうあたりがつまらないが、三式機龍フルバーストシーンは見応えがある。あと、ゴジラ松井が本人として出演している。
釈由美子の演じた家城茜は、後世にり継がれるほど伝説的なキャラクター。女だてらに頑張るパイロットの釈由美子さん、お若い。顔がまだナチュラル?皮肉は寝て言えってな、当然いまでもお綺麗です。
時間の流れに抗う美魔女のアンチエイジングに費やす労力、我々凡夫にうかがい知ることなどできようか。ましてや、その努力に水を差すなどと、そんなノンデリカシーな事案があっていいはずがない。女の旬ってのは残酷なまでに短いけれど、誰しも人としての枯れを先延ばしにしようとするのは当然の摂理であるし、もっと言えば自身の醜さの一切を拒絶するのがモデルという生き方。釈さんは美しい。いまもむかしも。憧れです。
子供の頃に機龍隊の帽子を買ってもらって、どこに行くにもいつも被っていたのですけど、あの帽子は我が家がはじめてAmazonで購入したものらしい。今度は、私みずから機龍の超合金をポチることになろうとは、なにも成長していない。