手塚昌明監督による「ゴジラ×美女」第2弾。師匠・市川崑譲りの短いカットを積み重ねたテンポの良い映像が心地良い。
ゴジラの骨をメインフレームとして利用した生体ロボ機龍=メカゴジラ、機龍の暴走、関東の全電力を利用した砲撃あたりは、ものすごくエヴァっぽいけど盛り上がるのでオールOK 。
ただ尺が短いこともあり、作品世界が小さくなってしまった部分は否めない。
あと宅間伸演じる湯原博士の言動は、今ならセクハラ案件。そして六平直政と萩尾みどりの説得力。
女性総理(演じるは水野久美)、中尾彬演じる総理の「全責任は私がとる」発言など、怪獣がいる点を除けば、現実の日本よりマシかも知れない。