風来坊

死霊のえじき -ブラッドライン-の風来坊のレビュー・感想・評価

2.5
1985年の名作「死霊のえじき」のリブート版。ある日、謎の伝染病が発生しゾンビが町に溢れる。ヒロインは難民キャンプと伝染病の研究施設を兼ねた軍事施設に難を逃れる。しかし、かつて勤めていた研究施設に薬を取りに行った事が原因で危機を招いてしまう。ブルガリア製のホラーアクション。

オリジナルは観た記憶がありますが、ほとんどど覚えていません…。ゾンビを飼い慣らそうとするやつでしたっけ?そんな訳でオリジナルとの比較は出来ません…。全体的にゾンビ映画としては普通です。緊張感はそこそこありますし、世界観も悪くはない。ゾンビは割りと知識もあり、動きも素早く最近の主流のゾンビスタイル。ストーカーゾンビというのが新しく異彩を放っていて本作の目玉ですね。

ゾンビの造形は悪くないし、控えめな感じですが血がドビューとかグロテスク表現ももちろんありますので酷評されているほどそんなに悪くはないと思います。ただ…とにかくヒロインにイライラさせられます。言っている事は正しいのですが、言い方がキツすぎる。他人には厳しいが自分には優しく、皆を危険に晒しているのに勝手に寄り道したり…そして研究第一面で危険を呼び込む…女優さんの気の強そうな顔を相まって終始にイライラさせられるので肩入れ出来ないのが最大の難点(´・ω・`)

言われているようにテンポもよろしくない…。ゾンビとの闘いよりも人間同士のいざこざの方が目立ち、クドイしで次第に飽きて来ます。ストーカーゾンビとの闘いもあっさりしていたし残念。悪くはないけど主人公の存在が評価を落としている原因かなと思います。
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