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タイムループ 7回殺された男のbopapaのレビュー・感想・評価

2.5
2018年 101本目

邦題のネタバレ感が酷いセルビア映画。セルビアの作品なんて初めて。物語はベンチで起きた男が俺は誰?ここはどこ?と言う所から始まります。この人、前の日に飲み過ぎたんかな〜?くらいの軽い気持ちで観ると良いよ。


すると4人の男が彼を追い掛けてくるんですよ、そこから大人の鬼ごっこが延々と続きます。捕まったらまたベンチからやり直し。自分だけが同じ世界をやり直せるのでだんだんと上手く逃げられるようになるかと思いきや、敵の探索能力ヤバすぎ。すぐ見つかってやんの。

あと、80分くらいの短い映画なんだけど主人公が一切笑わないんですよ、笑顔ゼロ。だからなのか、雰囲気がどよ〜んとしててともかく暗い感じで、80分がとてつもなく長く感じました。

物語を面白くしようとして謎の数字の紙切れや謎の石や謎の注射器や謎の医者や謎の蛇使いや謎の花売りが出て来てどれも意味があるような描写や行動をするのですが、どれも解決してくれないといういつものアレです、投げっぱなしジャーマン。

主人公がともかく地味、特に鍛えてる感も無さそうな動きで追跡男達と素手格闘も繰り広げるのですが、何だかパンチもキックももっさりしててスピード感が感じられない!ハリウッドの動ける俳優さんって凄いんだな〜って逆に感動。

一応主人公の正体や謎の男達に追い掛けられる理由はちゃんと判明するのですが、肝心要の「何故捕まってしまうとまたベンチからやり直しなのか」についてはもやもやした感じで終わりになってしまいます。いや、そこ説明しろよ!って観終わった人がツッコミ入れる事で完結するタイプの映画ですので、皆さんも全力で「そこで終わりかよ!」とツッコむ為に頑張りましょう。
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