りく

マイティ・ソー バトルロイヤルのりくのレビュー・感想・評価

5.0
昔、ブルーザー・ブロディというプロレスラーが大好きで、彼の入場曲がツェッペリンの「移民の歌」だった。

今作のクライマックス、バトルシーンで「移民の歌」をバックに大暴れするソーたちを見て感動し過ぎてポロポロ泣いてしまった。普通は泣かない場面だ。間違いなく「移民の歌」のせい。

惑星アスガルド。前作までは都心部や宮殿内ばっかり登場してたが、今回は山間部が出てきて、なんだかロード・オブ・ザ・リングのミドルアースみたいな親近感。

そのLOTRでは美しく麗しきガラドリエルを演じてたケイト・ブランシェット様、今作では最強の女王として降臨。「ひざまずきな」というセリフの似合うこと。

ヴァルキリー役のテッサ・トンプソン、格闘シーンもカチカチッと動きがハマって実にカッコよかった。この女優さんの笑顔が心底好きである。

監督がタイカ・ワイティティだったせいもあるのか、おもいっきりコメディに振ってて単純に面白かったし笑わせてもらった。あんな風に描いてもらったら今まで以上にロキの人気が高まるに決まってる。納得。

ハルクが宇宙に放逐されてた間に会話が出来るようになってたのと、科学者バナーからのチェンジが意識的に出来るようになってたのはビックリ。変身しようとして飛空船から飛び降りたバナーが巨大獣の前にベチッと墜落したシーンは飲んでたお茶を吹いて笑った。

あと個人的には、着る服がなくて困ったバナーが、他にないから仕方なく落ちてたトニー・スタークの服を拝借したら、デュラン・デュランの「Rio」のTシャツという細かいネタ仕込み大好き。

マット・デイモン、あんな場面にカメオ出演してたのか。全然気付かなかった!
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