薔薇

マイティ・ソー バトルロイヤルの薔薇のレビュー・感想・評価

5.0
最初にまとめると「ガーディアンズとは全く異なる路線のコメディで北欧神話のラグナロクをマイティーソー できっちりと描いた中毒映画」

円盤を購入したので再投稿です。
今まで見てきた映画で1番の中毒映画です。昨年映画館で初めて鑑賞した際はいいじゃん!!って感じで終わりましたが、円盤が発売されyoutubeに違法映像が載せられたりするのをついつい見てしまったことで完全に沼に落ちました。そこで違法映像に手を出してしまった自分への償いとして円盤を購入しました。現在中毒状態を回復しています。ディズニーさんどうか私を許してください。
この作品の良さっていうのはやっぱり北欧神話の「ラグナロク」をテーマにしていることです。神々の世界の終末をマーベルなりに描いているのが本当に面白いなって思います。そんな重くなりそうなテーマですが監督の手腕が光るコメディ演出と個性的なキャラクター達のおかげで重くも軽くもならない絶妙なバランスが完成されてます。ソーというアイデンティティの確立。ハンマーを破壊され、髪を切られ北欧神話のトールとの別離を描き、マイティーソー という男を築き上げたのもこの映画です。
忘れてはいけないのはLed Zeppelinの「移民の歌」です。本当にここっ!!って所で流れるこの曲。歌詞が完全にソーのことであり、アズガルドの事であることが感慨深く、流れるとテンションがぶち上がります。最高の使い方です。全2作より遥かにソーが神だということをみせつけてくれます。ラグナロクと移民の歌という二大テーマを存分に見せてくれた監督に喝采を送りたいです。
この作品は個人的にガーディアンズ1、ウインターソルジャーに並ぶマーベル三傑です。あとテッサトンプソン大好きです。


でも本当の「ラグナロク」はこの作品では終わっていない……
薔薇

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