ひろ

マイティ・ソー バトルロイヤルのひろのレビュー・感想・評価

4.2
「マイティ・ソー」シリーズの3作目で、「マーベル・シネマティック・ユニバース」の17作目となる2017年のアメリカ映画

笑った。面白かった!
今までのシリーズとテイストが違い過ぎてとまどったが、同じマーベルの「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」に似てて、コミカルな要素を散りばめながらシリアスな物語が進行する脚本家の力を感じる内容

アベンジャーズの中でもソーとハルクはチートキャラで、強過ぎるのが魅力であり欠点でもあった。そんなソーが短髪にイメチェンしたり、ハルクが意外と話すし今までのマイティ・ソーとはひと味違っている。無敵だったソーが終始いろんな人にあしらわれる姿に、今までなかった人間味を感じるし、チート仲間のハルクとの新たな関係にニヤニヤしてしまう

クリス・へワズワース、マーク・ラファロはお馴染みのレギュラーだから言うことないけど、やっぱり憎めない悪役ロキ様役のトム・ヒドルストンは最高だなあ。裏切ったり味方になったりする感じがルパン3世の峰不二子みたい。ソーとの助けてのくだりで爆笑

今回の敵ヘラ役のケイト・ブランシェットもよかった。やっぱりアクションは悪役がカッコよくて強くないと面白くない。ヘラはその点をクリアしてて素晴らしい悪役だった
超脇役でなぜかマット・デイモンが出てきてまた爆笑

囚人仲間のコーグもユニークなキャラで笑わせてくれた。脱獄する時のセリフで爆笑必至。マーベル・シネマティック・ユニバースのシリーズの中でも1番笑ったかも。笑えるだけでなくアクションもカッコいいし、アベンジャーズの新作が待ち遠しくなる作品だった

唯一、邦題のバトルロイヤルは原題のラグナロクのままがよかったかな。ラグナロクが内容的に大事なわけだし。日本人がラグナロクって言葉に馴染みないってだけで原題を変えて欲しくなかった。それ以外は文句なし
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