“Not doing “GET HELP!”.”
MCU史上、最低最悪の邦題となった本作。
邦題つけたやつ、マジで出て来い。
PVと邦題から想像して観ると
さらに残念感が増すというWパンチ。
でも、内容はかなりおもしろい。
だからこそ、邦題のミスリードが余計に残念。
◆時系列
「エイジオブウルトロン」の2年後。
「CA:シビル・ウォー」に、ソーとハルクが出てこない理由が
二人はアスガルドを救うために
地球の外で戦っていたからということが
本作を観て初めてわかる。
◆レビュー
過去2作のソーから大きく舵を切った作品。
恋愛要素と暗い世界観とコメディを混ぜた作風から
コメディ要素を前面に押し出したバディ作品に。
とくに恋愛要素をなくすためなのか
ジェーン(ナタリー・ポートマン)を完璧に排除したのは
シリーズが好きな人には賛否あるところかもしれない。
いまだからこそ言えるけど
エンドゲームでソーはジェーンに未練たらたらだし。
「LOVE&THUNDER」で
ジェーンの復帰は個人的に吉報だった。
作品全体としては
コメディ要素はかなりいい感じでロキの魅力が過去最高に！
ロキとソーの「GET HELP作戦」とか大好き！
ハルクがソーをぶん回したときのロキの喜び様といったら！
経験者だからこそだよね！
Dr.ストレンジもロキとからめばギャグ要員になってしまうの最高！
また、ハルクが誰かとバディを組むっていう意外性も良かった。
個人的な本作の最大の問題点としては
ソーが弱すぎることかな。
雷神として覚醒した上で
ヘラに手も足も出ないのは流石に弱すぎないか。
逆に言うと、ヘラが強すぎるともいえるけど。
ヘラはアスガルドという土地のパワーによって
能力が強化されるという設定は好きなんだけど
アスガルドの外である地球ですら
ムジョルニア握りつぶすほどのパワーとか
土地補正の強化設定どこいったのって感じ。
■キャスト
・監督：タイカ・ワイティティ
これが初めてのスタジオ映画にして
このクオリティ！素晴らしいとしか言えない。
アドリブ演出が好きらしく
なんとこの作品の80％がアドリブだというんだから凄い！
大好きな「GET HELP作戦」も
クリヘムとトムヒのアドリブでやった演技らしく
こんなふざけた内容を作品にしちゃうのが凄いよな。
・ヘラ：ケイト・ブランシェット
黒髪ケイト姉さん！へんてこ髪型もお似合いです。
・ヴァルキリー：テッサ・トンプソン
アスガルドのヴァルキリー部隊の唯一の生存者。
テッサは、クリヘムとMIB:Iでも共演。
MIB観てないけど、息はあってそう。
