ちょいグロゆるホラーコメディ『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』のタイカ・ワイティティがマイティ・ソーを作ったらこうなった!前2作と比べ圧倒的にコメディ要素がビンビンかつ色彩鮮やか。『GotG』の明るいスペースオペラ的な雰囲気にグッと近づいた感じ。「ソーを観てる」感覚はもはやないが、超楽しかった!
『マイティ・ソー』という物語がそもそも北欧神話の世界を舞台にしたヒーロー映画というブッ飛んだ設定なので、個人的に本作のようなノリの方が合ってると思いました。
監督のみならず撮影もハビエル・アギーレサロベという『グースバンプス』とか『フライトナイト』とかホラーコメディ中心に活躍してる人が担当しているそう。『GotG』のジェームズ・ガンといい、ホラーコメディ出身は"当たり"が多い!
クリス・ヘムズワースはやはりコメディアンとしての資質が高い男。アベンジャーズシリーズ中いちばん作品の世界観にフィットしていました。
ソーとロキの関係性も面白くて、コメディのときとシリアスのときのギャップが激しくてどこか「銀魂」臭が漂う間柄。前作『ダークワールド』のシリアスロキもいいがやっぱりコメディロキの方が最高!余計好きにりましたロキが。スピンオフ作ってくれ!ちなみに本作のベスト・オブ・ロキはハルクを目にしたときのリアクション!爆笑しました。
楽しめましたが敢えて言わせてもらうと大ボスであるヘラの出番が少ない!というか影が薄い!暴れっぷりを超期待していただけに!悪役枠では完全にジェフ・ゴールドブラム演じるサイコな変態オヤジの方が印象強かった。最期も「え、それで終わり?…」感がすごい。『キャプテン・アメリカ』のレッド・スカルや『アイアンマン2』のウィップラッシュなどもそうですがマーベル作品は"悪役があっけない"ことがよくあるのが玉に瑕ですな😱