あきらむ

さらば青春の光のあきらむのレビュー・感想・評価

さらば青春の光(1979年製作の映画)
3.8
痛い、パンチを一撃、いや最後の方では何発もくらった。主人公のジミーがダサいのにいきがってるところがもう見てられない。
見る人や時期によってかなり印象違う映画だと思う。今の自分はジミーの痛々しさを笑えないし、寧ろ一緒に凹んでしまう上に、時に苛立ちまで。ジミーの自暴自棄加減を、馬鹿なやつだ~と笑えず、自分のダメさ具合を見せつけられているようで嫌になる。だから見ていてイライラすんだろうなぁ……。
痛い青春ものに仲間はつきものなわけだが、この仲間がなかなか曲者。本当の仲間なんてフィクションにしかいねーよ!って言われてる気分。
何が仲間だ!結局孤独なんだ!ああぁ!という憎しみからジミーは立ち上がることができるのだろうか…。あの後どうなったか考えるだけで、想像が無限に広がる。
モッズ達、今見るとかなりださく、行動も行動で、なんとなく今朝見た成人式の駄目な若者のニュースが頭をよぎった。